当社の代表的な熱硬化性樹脂の成形品は、高電圧に耐アーク、耐電圧に絶えることのできる電気端子(ターミナル)、変圧器用コイルボビン、火災で溶けて原型を崩さないようにするための防火対策関連の製品などがあります。
昨今、熱硬化性樹脂に対応する成形・金型メーカーの減少や、技術者の高齢化が著しいなか、当社は、主要技術として技術伝承・育成に積極的に取り組んでいます。
また、EV(電気)自動車で高電圧、高電流の絶縁において必要とされ、見直されています。

対応材質
熱可塑 | 熱硬化 | |
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射出成形 | (横型・縦型)
汎用プラスチック:PP、PE、ABS、PS、AS、PMMA
エンジニアプラスチック:PET、PA6、PA66、PPE、PBT、POM、PC スーパーエンジニアリングプラスチック:PPS |
EP, MF, PF, UF, UP
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圧縮成形 |
なし
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EP, MF, PF, UF, UP (BMC, SMC)
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トランスファー成形 |
なし
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EP, MF, PF, UF, UP (BMC, SMC)
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FRP巻き成形 |
なし
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EP
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サイズ
製品サイズ | 最大:約300×250×50㎜ 最小:約3×2×1㎜ |
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肉厚 | 最大:約40㎜ 最小:約1㎜ |
ロット
1個~最大1万個程度/月※製品による
ここが違う!みづほ合成の熱硬化性樹脂成形の特長
- 超肉厚成形品が得意です。
※実績:Φ50×90mm、40×60×100mmなど。 - 熱硬化性樹脂に最適化された金型・成形の管理により、金型の長寿命化(=総合的なコスト削減)に貢献します。
- 要求仕様や数量により幅広い工法の選択肢があります。
- 高絶縁性、耐アーク性等、電気絶縁性に優れる。
製品情報

柱上変圧器(ポールトランス)用部品
樹脂素材特性 | 熱硬化性樹脂成形 |
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成形方法 | 注型工法 |
材質 | エポキシ樹脂、ウレタン樹脂 |
特徴 | こちらは柱上トランス(ポールトランス)に使用される耐塩ブッシングです。 当社では、電線類のカシメ接続、碍子(陶磁器)への接着、樹脂の充填といった工程を一貫して行っています。 本製品は長期間、屋外の厳しい環境にさらされるため、トランス内部への雨水の浸入を防ぐことが重要です。そのため、碍子にはエポキシ樹脂やウレタン樹脂などの熱硬化性樹脂を充填し、確実に封止しています。 |

電磁弁(ソレノイドバルブ用コイル)
樹脂素材特性 | 熱硬化性樹脂成形 |
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成形方法 | 移送成形(インサート) |
材質 | 不飽和ポリエステル(UP) |
特徴 | 巻線したコイルをインサート成形し、コイル封止をしています。トランスファー成形機を使用しており、通常の圧縮成形法と比較して、寸法精度・インサートの保持などに優れています。 |

ジスコン(断路器)部品
樹脂素材特性 | 熱硬化性樹脂成形 |
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成形方法 | 圧縮成形(インサート) |
材質 | フェノール樹脂(PF) |
特徴 | インサート金具を多く使用した硬化性の成形品の一例で、ジスコン(断路器)に取り付けられる部品です。 その用途上、耐熱性、難燃性に優れるフェノール樹脂で成形しております。 |